ピックアップインタビュー ~介護職員 井上さん~

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Q. 健恒会のどちらで、どんな雇用形態で勤務していますか。

特別養護老人ホーム船橋健恒会ケアセンター南館3階で、正社員として3年ほど勤務しています。

Q. 一日の仕事の流れを教えてください。

正社員は早番・日勤・遅番プラス夜勤ですね。早い時ですと7時~16時、遅番だと11時~20時、夜勤だと17時~翌9時半です。
まず朝の起床介助から始まり、朝食の介助を行って、朝食後の排泄介助・おむつ交換・トイレ誘導等あって、その後はお風呂・入浴介助があって昼食、そこからまた排泄介助、お風呂、おやつがあって夕食、夕食後は就寝介助に入ります。夜勤だと、夜勤のうちに2~3回ほどのおむつ交換・排泄介助、その間にもトイレ希望や体調不良の訴えのある方の対応やナースコールの対応をしながら朝を迎える感じです。

Q. 夜勤は一人ですか。

介護職員は各フロアに専属で1人、それ以外に各フロアを行き来する職員がいます。船橋健恒会ケアセンター南館では、介護職員3人が交代で休憩をとり、必ずフロアに1人いるようになっています。緊急時は、休憩中の職員に声をかけて対応します。
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Q. 夜中に何か訴えがあって、ナースに繋げるようなことも頻繁にあったりするんですか。

頻繁ではないですよ。ある程度落ちついた方が多く、医療依存度の高い方は少ないです。そうは言っても高齢者が生活している場なので、急に体調が悪化することもあります。夜勤をする職員はそういった知識を入れて、どのくらいで看護職員を呼んだらいいのか、ちょっと様子が普段と違うときの対応をすれば良いのかということを身につけて仕事をしています。日勤と夜勤の介護職員と看護職員3人でしっかり申し送りをして、「今日はこの利用者様は夜間こういうことに気をつけてください」という連携がしっかりできているので、そこを把握することで安心して対応できます。

Q. やりがいとか楽しさとか、健恒会ならではのところはありますか。

30歳過ぎにこの業界に入るまでは営業をやっていたんですよ。営業をやっている時に自分の中で教えられて軸となっていたのが三者利益という言葉で、自分の会社と顧客と、広告営業なのでそれを目にする方、そこの三角形を大事にすることが一番重要だって。
それが自分の中ですごく腑に落ちていたので、介護業界に来てそれがどういう風に結びつくかなと考えたときに、自分たち、それと利用者様、そのご家族の三者なんだなって。以前の施設から転職を考えていたときにたまたまこの健恒会のホームページを見たら、介護方針の「三者一体」っていうのが目に飛び込んできまして。ほんと偶然、自分の介護観とそこがすごくマッチしてるな、ということで選んだんですね。
利用者様と自分たちという関係はどこにでもあるんですけど、健恒会ではいろいろな行事に積極的に家族に参加してもらうようにお声掛けしたり、サービス担当者会議も来られるご家族にはなるべく来てもらうというスタンスなんです。ご家族のスケジュールに合わせて開催する感じです。そこでご家族の思いもしっかり確認できます。
利用者様との1対1の関係性だけだと、どうしても介護側の自己満足だとか主観が出すぎてしまう恐れがあったりするんですけど、そこを家族ふくめ三者一体、三角形でじっくりやるとブレがないんですよね。普段の仕事もやりがいは感じていますが、三角形の環境が作れるところも自分の中で大きな要素になっています。
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Q. 「ケアの質」ということだとどうでしょう。

利用者様のペースに合わせたケアができているなと思います。1対1で接する機会は多いかなと。例えば、こういう施設だと時間に追われて1対1でゆっくりトイレの時間を取れなかったりということが多いと思うんですけど、利用者様一人ひとりに対してしっかり介護したいという考えの方には向いていると思いますね。
これって健恒会の文化なんだと思います。時間とか介護職員の人数とか効率とか、そういう要素って複雑だし難しいところではあるんですけど、でもこういう文化は大切にしなくてはいけないと思っています。

Q. 逆に仕事で大変だなと感じることはありますか。

大変なこととは違うかもしれませんが、平等に接すると同時に個別性を考えた対応するという事を常に意識づけしています。そして、それには正解がありません。例えば、認知症で感情のコントロールが難しい方にどう対応するのかとか、マニュアルだけじゃまったく通じないことがたくさんありますから。こうですよって説明しても、数十秒後には忘れてしまう方もいっぱいいらっしゃいます。じゃあ別の方も同じ対応で良いかといったらそうじゃない。ほんとうに一人ひとり対応が違いますから難しいですけど、ちゃんと考えることでやりがいになるし、自分の成長も感じられるというのはありますよね。

Q. そうやって一人ひとりじっくり、個別性を考えてやっている結果が、利用者様やご家族の満足度にもつながってくるんでしょうね。

そのとおりだと思います。満足度がすべてじゃないですけど、そういう評価をしていただくのは嬉しいものですから。

※外部インタビュアーの取材により掲載しています。

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