ピックアップインタビュー ~看護職員 木村さん~

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Q. 現在どのような雇用形態で勤務していますか。

正社員の看護職員として、船橋健恒会ケアセンター南館で勤務しています。こちらでの勤務は3年ほどです。

Q. 以前は病棟勤務ですか?特養での仕事はいかがでしょうか。

急性期病棟が長くて、その後に回復期リハビリテーションの病院で5年ぐらい勤めました。その後、維持期をやりたくてここに来ました。
やっぱり回復期とか急性期っていうのはそれなりの忙しさがあって、どちらかというと治療が中心で先生の指示のもとに私たちが動く形だったんですね。その忙しさの中で一人ひとりに向き合って何かしてあげたいことがあっても、やっぱり時間的に全然それが叶わないところがあって。それに比べると、ここは一人ひとりの利用者様にじっくり時間をかけてゆっくり関わることができるところがいいなと感じます。急性期とか回復期で働いていた間にもっとじっくり時間をかけて一人ひとりに対応したいなという希望があったので、ここではその希望が叶っています。

Q. 「看護」ということで言えば基本は一緒なんでしょうけれど、環境は病棟とはだいぶ異なるのでしょうか。

私たちの看護の仕事においては、基本は一緒だと思いますよ。ただ、特養というところは医師が常駐しているわけではないので、何かあった時に自分たちで何が起こっているのか、何よりこれからこの人をどうしたらいいのかっていうことを判断します。病院に連れていくのか、救急搬送しなくちゃいけないのか、このまま様子を見ていいのかというところで、病院のように判断を仰げる人も近くにいないですし、看護師としての責任とやりがいはとても大きく感じます。
私自身、就職するときに少し甘くみていました。施設っていう所を。たぶん急性期にいる人は、そう感じている人が多いと思います。病棟と比べたら楽をできるという感覚を持っていると思います。看護師には、そういう偏見というか、施設勤務に対してのイメージみたいなものがあると思います。でも逆にこういう所こそ経験を積んでいろんなことをアセスメントできる力が必要と感じています。
だからといって病院で何年経験を積めばいいということでもなく、若かったらできないということでもなく、使命感と協調性をもって仕事をしていれば成長できます。私自身もまだまだ日々成長です。
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Q. 何かそういったことに関するエピソードはありますか。

初めてここに来たときに、2~3日目だったかな、「一人の利用者さんが意識がなくなりました」って急に言われて…。病院だったら早く先生呼んでということができるんですけど、とりあえずベッドに寝かせてもらってバイタルをとっていたんです。医師がいなかったら救急車でしょ!って真っ先に思ったんですけど、看護職員2人はすごい落ちついていて、「だいたいこの利用者様はいつもこんな感じでお昼ぐらいまでちょっと血圧低くてボーっとしてることが多いから、15時のおやつの時にはたぶん元気で普通どおり食べてると思うよ」と言っていたんです。「ほんとにいいのかな」って思いながらこまめにバイタル取ったりしていたんですけど、本当に15時のおやつの時にケロッと普通に食べてたんですよ。本当にその2人の言うとおりになったから、すごいなこの人たちって。そこで特養の看護職員の在り方というか、施設ってやっぱりそういう判断力がないと務まらないと思いましたよ。
でもそれって、働きながらでしか積めない経験だとも思いました。指示受けだけじゃなくて、本来あるべき、看護師らしい看護の仕事なんじゃないでしょうか。

Q. しっかり学んでいく気持ちがあれば先輩にいろいろ教えてもらいながら務まる仕事なのか、それともたくさんの経験を積んだ看護師じゃないと務まらないのか。

気持ちがあれば経験が浅くてもしっかり務まると思います。
特養は、病院のような治療する場ではなくて利用者様の生活の場なので、生活の基本的なこと、排泄・睡眠・食事を私たちがフォローしてきちんと維持していかないといけない。だからその基本的なところをきちんと管理できて生活を支えていきたいという気持ちがあれば、極端にいえば卒業して初めての人でも一生懸命勉強しながらやっていけば大丈夫だと思います。
「判断」に関しては、ここでいろんな先輩が動くのを見て学んで経験を積んでいくことになると思います。私たちもいくら経験があったとしても日々勉強なんです。何かあれば、「こういう時、今はどういうふうにしてるかな」とか、やっぱりちょっとしたことであっても振り返って検索したりして勉強したり確認したりしています。やっぱりどこに行っても勉強は必要だと思うので。新人であってもここで基本的な基盤を作ってそれを培って次にステップアップしていく、それは全然可能だと思います。

Q. 看護師という立場から患者さんや利用者さんのQOLを考えるとすれば、むしろ病棟より先に、普段の生活を見ることのできる特養で働いてもいいくらいでしょうか。

確かにそれもあるかもしれません。私が看護学生の時は、施設の実習なんてありませんでした。今は施設の実習もあって一般の高齢者がどういう生活をしているか見ています。病棟で患者さんを看るのも看護師の仕事ですが、高齢者が一般にどういう特性を持っているかというところを学ぶのも大事だと思います。
だから、施設が先であるべきとまでは言えませんが、ここで日常を毎日見ていく中で、水分が足りないとどうなるかとか、そういうほんとに身近なところから見ていってもらうとすごく勉強になると思いますし、私自身も勉強になります。
病棟のときは「この患者さんは健康ならどういう生活をしているのだろう?」「あの患者さんは退院してどうなったのかな?」と、やっぱり気になりましたし。

Q. 毎日が変化に富んでいますか。充実感はどうでしょう。

3年経つんですけど、もう何年もいる気がします(笑) それだけ変化に富んで充実しているということでしょうね。
看護師としての充実もそうなのですが、職種に関係なく全体がチームのように動いているところも充実感を感じられる一つの要素だと思っています。病院だと医師・看護師・看護助手という縦の関係が強かったりするんですけど、ここでは横のつながりもとても重要で。
介護職員の皆さんを見てるとよく働いているんですよ。介護職員と関わっていると利用者様の為にという想いがすごい熱くて、どんなに忙しくても大変でも、利用者様のためにという気持ちが見えてくるんです。入った当初から、これはやっぱり全職種で協力し合ってやっていかないといけないなと思って。よその話だとなんとなく看護職員が強くてギクシャクしているようなことを聞いたりしますけど、ここで働くすべての人がプロですし、私たちがしっかり関係を築いて協力しあって楽しく仕事をすることで、利用者様やそのご家族にも伝わると思うんです。私たちが楽しくなければ利用者様はここにいたって楽しくないと思うんです。
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Q. 協力関係があるからこそ介護士さんたちに感化されたりモチベーションの源になったりもするわけですね。

どんなに忙しくても、急な欠勤が出て人が足りなくて大変でも、いつもみんな笑っている。ここのみんなはそれでも手を抜かないんですよ。私なんかちょっとズルい考えがあるから「もうこういうとこ手を抜いていいよ」とか冗談言うんですけど、「でもね、やります」って。そうやって冗談で言ったことに対してもちゃんと真顔で自分の気持ちを言えるところがすごいなって。
そういうところがあるから、私がここで折れるわけにはいかない、挫けるわけにはいかない、どんなに大変でもみんながいるから一緒に頑張りましょうよって、モチベーションとやりがいにもつながっています。

Q.そのあたり、横のつながりが生む良い面で具体的なことは。

私たちも自分たちの処置をできるだけ効率よくすれば、その余った時間をセルフケア、爪切りであったりとか、食事介助、フロア内での見守りであったりとか、介護職員のちょっとした手助けになる時間が取れるといいなと思って動いています。
あと、例えばスキンケアの部分で、「お風呂ですごいきれいに洗ってくれたらその後ちょっとワセリンをつけて保湿するだけですごいきれいになるんだよ」って話をすれば、足の指の間まですごいピカピカになっているんですよ。「おしりもおむつ交換の度に薄くワセリン塗っておいてくださいね。そうすると排泄ケアに入った時に汚れも落としやすいし皮膚に1枚バリアがあるだけでスキントラブルの数が減りますよ」ってアドバイスすれば、もうすぐにピカピカです(笑)
だから、病院に診察に行って服をぱっと脱いでも粉が舞うことは一切ないです。病院の看護師からも、「すごいきれいにしていますね、どこの施設ですか?」とか、そういうふうに言ってもらえるのが嬉しいのですが、それって横のつながりの産物ですから。

Q. ワークライフバランスはいかがですか。

常勤の方がもっと増えると残業も減っていいなとは思います。職場を出たら切り替えて充実できています。オンコール当番のときは、たまに電話がかかってきたりとかもするんですけど、それはそういう職種だし常勤なので割り切っています。でも基本的には健康状態の安定している利用者様の「住まい」なので、そこまで負担に感じたことはありません。
あとは、看護職員に限らずここはみんなでカバーし合えるところが良いと思います。私も3人子どもがいて昔は1年の産休なんて取れず産後8週で出てきてって感じだったのですが、順番に病気するんですよね。でもここは、子どもが病気でって連絡があっても「いいよいいよ、子どもが病気の時に親が看ないで誰が看るの」って声をかけてくれます。職員に「今日、看護職員少ないからお願いします」って言ったら、「大変ね。じゃあ何かあったら呼びます」と協力してもらえます。そういう意味で無理なく子育てもできる環境って思います。協力し合いながら働ける職場って、本当にいいと思います!

※外部インタビュアーの取材により掲載しています。

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